Musician Profile

大槻"KALTA"英宣
1970年東京都新宿区に生まれ、5歳からは神奈川県横浜市にて育つ。
3歳から電子オルガン、7歳からクラシックピアノ、10歳からドラムを始める。 学生時代からプロドラマーとしての活動を開始し、ジャンルを問わず様々なバンドを経験する傍ら、20歳の時にはドラム・インストラクターとしても活動を始めた。
20代中盤以降は、並行して作編曲家・プロデューサーとしても活動を開始し、ゲームソフトの音楽・効果音制作からサウンドプログラミング、ゲーム音楽等のアレンジ版CD等の制作、各種CMや企業PV等の音楽制作、そしてJ-POPSへと活動の幅広げ、時には作編曲のみならず作詞までをも手掛けてきた。主な制作アーティストには三浦大知やAKINAが在籍していた「FOLDER」や、「郷ひろみ」「島谷ひとみ」等が挙げられ、2002年には「島谷ひとみ」の「亜麻色の髪の乙女」の編曲者として日本レコード大賞・金賞を受賞し授賞式にも出席した。
作編曲業と並行して「田中信正(pf)/KARTELL」や「金子雄太(org)/AQUAPIT」でドラマーとして活動を続けた流れから「小沼ようすけ(gt)」や「太田剣(sax)」と活動を共にするようになり、それらのアーティストのCDに参加したのをきっかけにドラマーとしての活動が再び活発になって行った。他にも「TOKU(vo.flh)」「須藤満(bs)」「神谷えり(vo)」「akiko(vo)」「牧山純子(vln)」「クリヤ・マコト(pf)」「ハクエイ・キム(pf)」「宮崎隆睦(sax)」「鈴木ひさつぐ(sax)」「村井秀清(pf)」「河合代介(org)」そして元FridePrideの「SHIHO(vo)」等のジャズ・アーティストとセッションを重ねレコーディングやライヴシューティングに参加する他「ライムスター(rap)」「keyco(vo)」「UA(vo)」「七尾旅人(vo)」「畠山美由紀(vo)」「Deep(vo,cho)」「中川翔子(vo)」「岩男潤子(vo)」そしてゴスペラーズの「村上てつや(vo)」等ポップ・アーティストのライヴやレコーディングにも参加してきた。 2012年からはハモンドオルガニスト「河合代介」とともに五輪真弓(vo)バンドのレギュラーメンバーとしても活動し、ライヴアルバムもリリース。TV音楽番組にも出演している他「綾戸知恵(vo,pf)」のスタジオアルバムやライヴアルバムにも参加しブルーノート東京をはじめ全国各地でコンサートやライヴを展開している。2018年には名プロデューサー「笹路正徳」氏の率いる「NINTENDO Big Band」のメンバーとしてNintendo Switchの発表会で演奏、同年には同じく笹路氏率いる「ゴスペラーズ・ビッグ・バンド」のメンバーとして高崎音楽祭でのコンサートにも出演。
前後して2005年にはTOKU・小沼ようすけ・日野賢二・秋田慎治と期間限定グループ「TKY」を結成。フジロックフェスティバル、情熱大陸サマータイムボナンザ、東京JAZZ、をはじめ、日本全国の音楽フェスティバルに出演し、アルバム「TKY」をリリース。ちなみに、2020年1月には「TKYリユニオン」としてビルボードライヴ東京&大阪、名古屋ブルーノートのツアーを敢行し大成功を収めた。 同時期には「野崎良太(key,produce)」率いる「JAZZTRONIK」や「太田剣(sax)」のカルテット「SWINGROOVE」を中心に多数のグループでレギュラードラマーとして演奏家としての活動が活発化させてゆき、憧れのギタリストである「渡辺香津美」氏のグループにも度々参加し、各地方のジャズフェスティバルやスペシャルライヴに参加するに至る。
その頃、音楽朋友達の協力を得てリーダーユニット「VERTICAL-ENGINE」を始動し、同グループでは、モーションブルーヨコハマ、丸の内コットンクラブ、名古屋ブルーノート、など名だたる国内ジャズクラブへの出演やジャズ・フェスティバルへの出演も果たしている。 2008年にCD「VERTICAL-ENGINE」をリリース。総勢12名の同世代ミューシャンが集結し、10曲に及ぶカルタのオリジナル曲と1曲のアレンジド・スタンダードを演奏する力作となった。2011年には同グループでアメリカのデトロイト・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルに招聘され日本人グループとしては初出演を果たす。同フェスティバルには2016年にも「ハクエイ・キム(pf)/トライソニーク」として再出演し大好評を博した。
また、先述のインストラクターとしての長年の経験を生かし、初心者向けジャズドラミングの教則DVD「大人の楽器生活・ジャズドラムの嗜み」もリリースし、この種の教則DVDとしては異例の売り上げを記録。 現在までにカルタが作編曲家・プロデューサーとして、またはドラマーとして制作・参加してきたCD等の作品数はすでに100タイトルを超えている。

●ホームページ
http://www.kaltek-musik-engine.com/index.html
 
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